いつか考えなければならないことの一つに相続にあります。
皆さんは相続について今どんなことを知っておきたいですか。
それは損をしないための知識ではないでしょうか。
そこで毎月第2第4木曜午後5時からは、沼津市大岡にありますイワサキ経営より、税理士の先生や現役バリバリの相談員とともに、相続について損をしないために知っておきたいことをパーソナリティーの神田あや乃さんと一緒にお伝えしていきます。
地域の皆様に愛されて45年、イワサキ経営グループの提供でお送りしますコーストFM「イワサキ経営相続相談室」第132回(2020年1月放送)は、円満な相続の話です。
お金持ちでない家が意外ともめる?!
神田さん今、「たくさんあるから」っておっしゃいましたけど、意外と「ない」おうちがもめちゃうんです。ないからもめちゃうと言いますか。
難しいのですが、例えばお父さんが亡くなって自宅の土地建物があります。そのほかにお金もあるけど、お葬式しちゃうとお金は残らないんだよね、っていうぐらいの場合は揉めてしまうことが多いです。
うちはお金ないから大丈夫っていうのが、一番揉めてしまうんです。
相続とか関係ないと思ってはいけない、そこが一番の間違いなんです。
家督相続から諸子均等にーー相続の考え方
現在80歳以上の方たちが育った時代って、「家督相続」という考え方が主流なんです。
長男が財産や家のことからお墓も親戚づきあいもすべて引き継ぎ、長男以外の子どもたちは長男を立てて協力しながら家を守るという考え方でした。
ただ、今は「諸子均分相続」って言って、 兄弟みんな平等、という考え方になってしまいました。均等に財産をわける考え方です。他の兄弟は均等に財産をもらって、家のこと、お墓のこと、親戚付き合いなどは知らんぷりっていうことも起こっています。
長男は、家を守りたくても守ってくためのお金がなく、身銭を切るなんていうケースもあります。
女性が多い兄弟姉妹は要注意
みんなでランチに行ったとき、お金をきっちり最後の1円まで分けてと言うのは女性のほうが多いですが、相続にも同じことが言えて、1円単位で分けてくださいというのは、女性が多い兄弟構成の場合が多いです。
お金の財産の取り分が親の愛情ではないのですが、他の兄弟よりもらいたいという考えになるのかもしれません。
また、相続の相談の時に、女性4人なんていうときにはもめることが多いです。
お姉さん3人プラス一番下の末っ子が長男っていう場合も、争いが起こりやすいです。
お姉さんが強いので、長男は大変です。今までお姉さんに従ってきたので、なかなか強く出ることができず、家が守れないという場合があります。
遺言書作成に適した年齢は60代後半?!
お子さんたちが揉めないために、早めの対策をしてほしいと思います。
対策というのは、やっぱり遺言です。
遺言を作り始める年齢って70代後半から80代が多いですが、皆さんに話を聞くと、もっと早くに作っておけばよかったと言います。だいたい、60代後半に作っておけばよかったと言います。
なぜ60代後半かというと、60歳、65歳で定年退職した後にすぐにとりかからないと頭が回っていかないとおっしゃいます。仕事をやめて長い間のんびりしてしまうと、自分の考えが上手にまとまらなくなってくるようです。
なので、定年退職されたらすぐに終活を始めて、方向性を見つけていただいた方がいいのかなと感じます。
まず、セミナーに参加していくなど、情報から仕入れていただくと取り掛かりやすいと思います。そして、家族会議などで、子どもたちに「こういうふうに考えているんだけど」みたいに話していただくのが自然なのかなと思います。
相続って、財産だけの話ではないことが家族で話していくとわかってきます。
法事、近所付き合い、お寺さんとの付き合いなどの引継ぎも大切です。
法事は毎年こういうふうにやってるよとか、財産の中でも、どこに山があるよ田んぼがあるよ、もし田んぼがあるなら誰かから地代もらっているとか、そういう細かいことです。
身体が動ける間にやっていかないと、大変になってきます。
子どもさんたちも、引継ぎは大変なので譲り合いも出てくる、そんな相続が理想です。
税理士法人イワサキの相続税サービスメニューは、こちらからご確認いただけます。
初回の相談料は無料にて承っておりますので、いつでも遠慮なくお問い合わせください。
相続の準備をしている方へ
相続対策は、実際の相続の現場を多く経験した者しかわからないことがたくさんあります。
イワサキでは公平・中立な立場でお客様の視点に立って、相続税対策や土地の有効活用を分析・提案しております。
相続セミナー情報
税理士法人イワサキでは、毎月静岡市と沼津市で、相続に関するセミナーを開催しています。
直接のご相談はちょっと…というようでしたら、まずはセミナーに参加して、情報収集してみませんか。