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令和5年度の路線価が7月3日に発表!全国および静岡県の傾向について

令和5年度の路線価が7月3日、国税庁より発表されました。
※国税庁路線価 https://www.rosenka.nta.go.jp/

毎年7月1日に発表していますが、今年は7月1日が土曜日だったため3日の発表になりました。

令和5年度における、全国および静岡県の路線価の傾向について解説していきます。

全国平均は昨年より1.5%上昇

令和5年度の路線化の平均は、昨年より1.5%上昇し、2年連続の上昇となりました。

路線価は1月1日を基準日として、例年7月1日に発表されます。

発表された路線価は、その年の1月1日から12月31日までの間の相続、遺贈、贈与により取得した財産の相続税及び贈与税の財産を評価する場合に使用されます。

路線価は、1平方メートル当たりの価額で、時価の8割程度と言われています。

令和5年度の全国の路線価傾向

令和5年度の路線化の平均は、昨年より1.5%の上昇でした。
昨年は+0.5%だったので、コロナの影響も踏まえ、少しずつですが回復傾向にあると言えます。

下記は去年と比べた全国の平均変動率を、都道府県ごとに出したものになります。

■都道府県別路線価の平均変動率

令和5年度 令和4年度 令和5年度 令和4年度
北海道 6.8 4.0 青森 -0.3 -0.4
岩手 0.1 -0.2 宮城 4.4 2.9
秋田 0.2 -0.6 山形 0.2 -0.1
福島 0.4 0.5 茨城 0.4 -0.6
栃木 -0.1 -0.5 群馬 -0.7 -1.0
埼玉 1.6 0.4 千葉 2.4 0.8
東京 3.2 1.1 神奈川 2.0 0.6
新潟 -0.6 -0.7 富山 -0.1 -0.4
石川 1.1 0.3 福井 -1.0 -0.9
山梨 -0.6 -0.8 長野 0.0 -0.4
岐阜 -0.5 -0.9 静岡 -0.3 -0.7
愛知 2.6 1.2 三重 -0.4 -0.9
滋賀 0.0 −0.8 京都 1.3 0.2
大阪 1.4 0.1 兵庫 0.5 -0.2
奈良 -0.2 -0.7 和歌山 -1.2 -1.3
鳥取 -0.3 -0.7 島根 -0.2 -0.4
岡山 1.3 0.3 広島 1.4 0.9
山口 0.4 0.1 徳島 -0.7 -0.9
香川 -0.6 -0.9 愛媛 -0.9 -1.1
高知 -0.3 -0.4 福岡 4.5 3.6
佐賀 1.9 1.1 長崎 0.6 0.5
熊本 2.3 0.6 大分 0.7 0.1
宮崎 -0.2 -0.4 鹿児島 -0.2 -0.6
沖縄 3.6 1.6
全国 1.5 0.5

全国都道府県別に見ていくと、昨年より上昇したのは25都道府県でした。

特に北海道は、昨年4.0%から6.8%も上昇しており、上昇率は都道府県別では1位です。これは、北海道新幹線が札幌までくることを考え、札幌を中心にマンション・オフィスの需要が高まっているのが背景にあるとの見方があります。

ついで福岡県が4.5%の上昇率でした。天神周辺の再開発が進んでいることが影響しているとのことです。

東京は、3.2%の上昇率で、そこまで大きくは上昇していません。オフィス街の上昇が緩やかで、コロナ禍で在宅勤務やリモートワークにシフトしていったことで、オフィスの需要が減ったことによる影響を受けていると考えられています。

都道府県庁所在地の最高路線価

全国の最高路線価は以下の通りになっています。

順位 所在地 令和5年 令和4年 変動率
1位 東京都中央区銀座5丁目(銀座中央通り) 42,720 42,240 1.1%
2位 大阪府大阪市北区角田町(御堂筋) 19,200 18,960 1.3%
3位 神奈川県横浜市西区南幸1丁目(横浜駅西口) 16,800 16,560 1.4%
4位 愛知県名古屋市中村区名駅1丁目(名駅通り) 12,800 12,480 2.6%
5位 福岡県福岡市中央区天神2丁目(渡辺通り) 9,040 8,800 2.7%

全国の最高路線価は、銀座5丁目の中央通りで、38年連続1位となりました。
昨年は-1.1%だったので、今年は上昇に転じました。
2位〜5位も昨年と変わらずの順位でした。昨年は下降した大阪府の御堂筋も、上昇に転じ、今年は5位すべて上昇しています。

令和5年度路線価:静岡県の傾向

静岡県全体の路線価の平均は、-0.3%と、昨年の-0.7%よりやや縮小傾向です。

静岡県内で最も高い土地は、44年連続、静岡市葵区紺屋町の「紺屋町名店街呉服町通り」となりました。
路線価は昨年と同様の1,140千円で、上昇率は0.0%という結果になりました。

以下は静岡県内の税務署管内の最高路線価です。※単位は千円

署名 所在地 令和5年 令和4年 変動率
静岡 静岡市葵区紺屋町
(紺屋町名店街呉服町通り)
1,140 1,140 0.0%
清水 静岡市清水区草薙1丁目
(市道草薙1丁目5号線通り)
190 190 0.0%
浜松西 浜松市中区砂山町
(浜松駅前通り)
980 970 1.0%
浜松東 浜松市東区和田町
(国道152号通り)
105 105 0.0%
沼津 沼津市大手町1丁目
(市道3654号線通り)
260 260 0.0%
熱海 熱海市田原本町
(平和通り)
300 270 11.1%
三島 三島市一番町
(小山三軒家線通り)
260 255 2.0%
島田 島田市日之出町
(島田停車場線通り)
84 85 -1.2%
富士 富士市本町
(富士停車場伝法線通り)
115 120 -4.2%
磐田 磐田市中泉1丁目
(市道中泉192号線通り)
105 105 0.0%
掛川 掛川市駅前
(掛川駅梅橋線通り)
110 110 0.0%
藤枝 藤枝市前島1丁目
(藤枝駅吉永線通り)
150 150 0.0%
下田 下田市東本郷1丁目
(国道136号通り)
79 79 0.0%

出典:国税庁「令和5年分名古屋国税局各税務署管内の最高路線価」
https://www.nta.go.jp/about/organization/nagoya/release/r05/rosenka/beppyo.htm

静岡市葵区紺屋町の「紺屋町名店街呉服町通り」に次いで、浜松市中区砂山町「浜松駅前通り」が昨年を1.0%上回る結果となりました。

上昇率で著しかったのは、熱海市田原本町「平和通り」の11.1%で、コロナの影響が緩んで観光地が回復傾向にあると予想されます。

静岡県全体としては、熱海以外はほぼ横ばいまたは下降している地点が目立ち、-0.3%の原因になっていると言えます。
(13税務署の中で上昇したのは3地点、下落は2地点、横ばいが8地点)

まとめ

コロナの影響から回復していることがわかる今年の路線価となりました。
これから観光地がさらに回復していくことを期待しつつ、下降傾向をどこまで抑えられるかがカギとなっていきそうです。

路線価は相続税、贈与税に大きな影響を与えます。
日ごろから情報を取り入れたり、専門家に相談するなどして、万が一のときに備えていきましょう。

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