いつか考えなければならないことの一つに相続にあります。
皆さんは相続について今どんなことを知っておきたいですか。
それは損をしないための知識ではないでしょうか。
そこで毎月第2第4木曜午後5時からは、沼津市大岡にありますイワサキ経営より、税理士の先生や現役バリバリの相談員とともに、相続について損をしないために知っておきたいことをパーソナリティーの神田あや乃さんと一緒にお伝えしていきます。
地域の皆様に愛されて45年、イワサキ経営グループの提供でお送りしますコーストFM「イワサキ経営相続相談室」第126回(2019年10月放送)は、円満な相続の話です。
不動産登記とは?
自分でやってみようと思っても、何をどう手続きしていったらいいかわからない方も多いと思います。頼むとすれば誰に頼んだらいいかとか、どこに届け出たらいいかとか、その辺りがわかれば、気持ちとしては楽になるかと思います。
不動産の登記とは、所有する権利を世の中の人に知らしめる権利という意味です。そのための「登記」という制度なんです。この土地は誰が持ってるかというのを、全世界の人に知らせるというイメージを持ってもらえればいいと思います。
不動産売買の名義変更も同じですが、売買のケースは登記義務者と登記管理者がいます。
その両名が共同で申請するのが売買登記です。
引き継ぐ土地の種類によって手続きも違う
不動産は大きくわけて、土地と家屋の2つがあります。
引き継ぐ不動産の種類によって、手続きも若干違ってきます。土地にも種類があって、宅地とか農地とか、田んぼとか畑とか、雑種地とか山林などがあります。
農地の話で言いますと、例えば父親から田んぼとか畑を相続したとします。
農地の名義変更をするためには、産業振興課の管轄の中の農業委員会に届け出ます。なぜ「農業委員会」に届け出なければいけないのかというと、農地を相続しても、耕さないでそのままになってしまうのを防ぐためです。
山林の話も同じです。ここの山林引き継ぎましたよ、っていうのを届出ます。不動産によって、届け出る場所が違います。
名義変更に必要な書類
名義変更するために必要な書類として、まず戸籍が必要になります。亡くなる方の生まれてから亡くなるまでの戸籍です。
被相続人の方も、財産をもらう権利があることを証明するためにも戸籍が必要なんです。
例えば、財産を受け取る権利がある人が3人いたとして、それを証明する契約書を作成します。この契約書を「遺産分割協議書」と言います。そのほかに被相続人の戸籍や受け継ぐ方の住民票も必要になります。
さらに、相続する土地の場所がわかるための証明書、不動産の固定資産税の評価証明書や、名寄帳も必要になってきます。名寄帳は、不動産の一覧図で、役場の税務課で取得できます。
これらの書類を用意して、法務局に名義変更を届け出ます。
不動産の名義変更を専門家に依頼したい場合
登記している不動産の名義変更を誰かにお願いする場合は、司法書士か弁護士に依頼します。
法務局でも無料相談をおこなっていますが、自分でやることになると何度も足を運ばなくてはいけないです。
また、住んでいる場所以外で戸籍を取らなくてはいけない場合など、書類を用意するだけでも大変な方もいらっしゃいます。
自分でも手続きをしようと思えばできますが、スムーズに行いたい場合は、専門家にお願いするのがおすすめです。
税理士法人イワサキの相続税サービスメニューは、こちらからご確認いただけます。
初回の相談料は無料にて承っておりますので、いつでも遠慮なくお問い合わせください。
相続の準備をしている方へ
相続対策は、実際の相続の現場を多く経験した者しかわからないことがたくさんあります。
イワサキでは公平・中立な立場でお客様の視点に立って、相続税対策や土地の有効活用を分析・提案しております。
相続セミナー情報
税理士法人イワサキでは、毎月静岡市と沼津市で、相続に関するセミナーを開催しています。
直接のご相談はちょっと…というようでしたら、まずはセミナーに参加して、情報収集してみませんか。