認知症の方の靴につけるGPSおすすめ6選|安心につながる選び方

認知症の方が一人で外出して道に迷ってしまう不安は、ご家族にとって非常に大きな心労となります。大切な方の安全を守りつつ、自立した生活を支えるためには、認知症の方が履く靴にgpsをつけるという選択が非常に有効です。本記事では、日常の動きを見守り、万が一の際にも迅速に場所を特定できる最新のデバイスを比較してご紹介します。

目次

認知症の方の靴につけるGPS選びで重視すべきポイント

バッテリーの持続時間

GPS選びにおいて最も重要なのは、一度の充電でどれくらい稼働するかという点です。認知症の方の見守りでは、毎日デバイスを取り出して充電するのはご家族にとって大きな負担になります。

理想的なのは、少なくとも1週間から1ヶ月程度は充電不要で動作するモデルです。充電のために靴から取り外している間に外出してしまうリスクを避けるためにも、持続時間は妥協できないポイントと言えます。

最新の機種では、移動がない時はスリープ状態になる省電力モードが搭載されており、効率的に電力を消費する工夫がなされています。購入前には、自分の更新頻度設定で何日持つかを必ず確認してください。

バッテリー残量が少なくなった際に、ご家族のスマホに自動で通知が飛ぶ機能があるかも重要です。これにより「いざという時に電池が切れていた」という最悪の事態を防ぐことができます。

通信の精度とエリア

GPSの精度は、万が一の発見スピードに直結します。従来のGPS信号だけでなく、日本の準天頂衛星「みちびき」に対応しているモデルを選ぶと、ビル街や山間部でも誤差が少なくなります。

また、GPS信号が届きにくい屋内や地下にいる場合でも、周囲のWi-Fi信号を利用して位置を特定できる機能があると非常に安心です。これにより、店舗の中や駅の構内でも居場所を絞り込みやすくなります。

通信エリアについても、大手キャリアのLTE回線を利用しているものを選べば、日本全国の広い範囲をカバーできます。格安SIMなどを利用した独自通信網よりも、安定性が高いのが特徴です。

更新の間隔を細かく設定できるかどうかも確認しましょう。1分間隔などの頻回な更新ができれば、移動ルートをリアルタイムで追いやすくなり、発見の可能性が格段に高まります。

端末の重量とサイズ

認知症の方は、普段と違う「異物」に対して非常に敏感になることがあります。靴に装着する場合、重すぎたり大きすぎたりすると、違和感から取り外してしまう原因になります。

目安としては、50g以下の軽量なものを選ぶのがベストです。最近の見守り用GPSは卵1個分よりも軽いモデルが多く、靴の甲の部分や専用のケースに取り付けても歩行の邪魔になりません。

厚みについても注意が必要です。靴のインソール下に入れるタイプや、外側に装着するタイプなどがありますが、いずれも歩行バランスを崩さない薄型設計のものを選びましょう。

サイズがコンパクトであれば、靴以外の持ち物や衣服に忍ばせることも可能です。本人のプライバシーや自尊心を傷つけないよう、目立たずに装着できるサイズ感は非常に大切な要素です。

月々のランニングコスト

GPSデバイスは、本体代金の他に月額の通信料が発生するのが一般的です。長く使い続けるものだからこそ、家計に負担の少ないコストパフォーマンスを見極める必要があります。

多くのサービスでは、月額500円から1,000円程度で使い放題となっています。中には「2年契約」などの縛りがあるケースもあるため、解約金が発生しないか事前にチェックしておきましょう。

一方で、月額料金がかからない買い切り型のモデルも存在しますが、通信精度やサポート面で劣る場合があります。安さだけで選ばず、必要な機能とのバランスを考えることが大切です。

また、複数の家族で見守る際に追加料金が発生しないかどうかも確認ポイントです。兄弟や親戚など、みんなで場所を共有できる仕組みがあると、見守る側の精神的なゆとりにもつながります。

認知症の靴に装着できるおすすめGPS商品6選

【ミクシィ】みてねみまもりGPS 第3世代(高精度モデル)

圧倒的なバッテリー寿命と、「みちびき」L1S信号対応による高い測位精度が魅力です。子どもの見守りだけでなく、その信頼性から認知症の方のケアにも広く活用されています。

商品名みてねみまもりGPS 第3世代
価格帯約5,000円〜
特徴業界最大級のバッテリー容量で長持ち
公式サイト公式サイトはこちら

【BBS】どこかなGPS2|長時間バッテリーと移動履歴保存

ソフトバンクの通信網を利用し、Wi-Fi測位も併用することで正確な位置を特定します。移動履歴を3ヶ月分保存できるため、徘徊の傾向を把握するのにも役立ちます。

商品名どこかなGPS2
価格帯約5,000円〜
特徴ソフトバンク回線使用で安定感抜群
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ビーサイズ GPS BoT|AIで見守る自動通知機能

シンプルなデザインで操作が不要な、AI搭載のGPSです。普段の行動範囲を学習し、そこから外れた時に自動で通知してくれる機能が非常に便利で、早期発見を支援します。

商品名GPS BoT
価格帯約5,000円〜
特徴AIによる自動通知とシンプルな使い勝手
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【システック】soranome|緊急通知ボタン付き端末

本体にSOSボタンが搭載されており、本人が操作できる場合には家族へ緊急通知を送れます。靴のケースに入れつつ、状況に応じてカバン等に付け替えて使うのもおすすめです。

商品名soranome(ソラノメ)
価格帯約10,000円〜
特徴緊急ボタン付きで幅広い見守りに対応
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【徳武産業】あゆみシューズ(専用GPSポケット付き)

介護靴のトップブランドが開発した、GPS端末を収納するための専用ポケットがある靴です。市販のGPSをスマートに内蔵でき、外れる心配がなく安心して歩行できます。

商品名あゆみ ケアフルIII(GPS対応)
価格帯約8,000円〜
特徴GPS専用ポケット搭載の安心設計
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GPEM GPS靴用ホルダー(市販の靴にしっかり固定)

お気に入りの靴をそのまま使いたい場合に最適な、後付けのホルダーです。マジックテープで靴にしっかりと固定でき、GPSが脱落するのを防ぐ専用設計となっています。

商品名GPEM GPSホルダー
価格帯約3,000円〜
特徴既存の靴にGPSを後付けできる便利ツール
公式サイト公式サイトはこちら

認知症向けGPSを比較する際の重要なチェック項目

防水防塵性能の有無

靴にGPSをつける場合、水濡れや泥汚れは避けられません。雨の日の外出はもちろん、水たまりを踏んでしまったり、汚れを拭き取ったりするシーンが必ず発生します。

そのため、IPX5やIPX7といった高い防水基準をクリアしているデバイスを選ぶことが必須条件です。防水性能が低いと、一度の浸水で故障してしまい、いざという時に機能しなくなる恐れがあります。

また、防塵性能についても確認しておきましょう。砂ぼこりが内部に入り込むと、ボタンの接触不良や充電端子の劣化を招くことがあるため、耐久性の高いモデルが長期的な使用には適しています。

靴専用のポケットに入れる場合でも、湿気がこもりやすいため防水仕様であるに越したことはありません。メンテナンスのしやすさも含めて、タフな設計のモデルを選んでください。

測位方式の種類と精度

GPSと一口に言っても、位置を特定する仕組みは様々です。衛星からの電波だけでなく、周囲にあるWi-Fiスポットや携帯電話の基地局の情報を併用する「マルチ測位」に対応しているかが重要です。

衛星電波のみに頼るタイプは、空が開けた場所では正確ですが、アーケードの下や建物内に入ると位置が大きくズレたり、捕捉できなくなったりすることがあります。

最新の高性能モデルは、複数の測位方式を瞬時に切り替えることで、数メートル単位の精度を実現しています。これにより、本人が「どの建物に入ったか」まで推測しやすくなります。

特に都市部にお住まいの方は、Wi-Fi測位の精度が高いモデルを選ぶと、地下鉄の入り口や商業施設内での追跡がスムーズになり、捜索時の大きな助けとなります。

専用アプリの使いやすさ

位置情報を確認するのは、主にご家族のスマートフォンアプリです。このアプリが「誰でも直感的に使えるか」という点は、見守りの継続性に大きく関わります。

地図が見やすく、現在地がパッと把握できるデザインであることが理想です。また、過去数日間の移動ルートを振り返ることができる機能があると、よく行く場所の特定に役立ちます。

特定のエリア(自宅やデイサービスなど)を設定し、そこを出入りした際に通知が来る「ジオフェンス機能」の有無も確認してください。これにより、常にアプリを監視する必要がなくなります。

家族間でログイン情報を共有し、複数のスマホから同時に見守れるかどうかも大切なポイントです。メインの介護者だけでなく、親戚みんなで見守ることで負担を分散できます。

契約期間の縛りの確認

GPS端末の導入には、本体料金と月額料金がかかりますが、契約形態はメーカーによって様々です。中には、携帯電話のように「2年間の継続利用」が条件となっているものもあります。

認知症の症状の進行や、施設への入所など、状況の変化によってはGPSが不要になる可能性もあります。そうした際に、高額な違約金が発生しないか事前に規約を読んでおきましょう。

最近では、月単位で契約・解約ができる自由度の高いサービスも増えています。初期費用は少し高くても、いつでもやめられるプランの方が、結果的にトータルコストを抑えられる場合もあります。

また、通信機能が最初から数年分セットになっている「プリペイド型」のモデルも選択肢の一つです。月々の支払いの手間がなく、使い切りで管理できるため、シンプルで分かりやすいのが魅力です。

靴にGPSをつける際に確認したい注意点と活用法

左右どちらの靴につけるか

GPSを装着する際、左右どちらの靴につけるべきか迷う方も多いでしょう。基本的には、本人の歩き癖や利き足に合わせるのが良いですが、まずは「履き替えない方の靴」を優先します。

特にこだわりがない場合は、利き足とは反対側の靴に装着すると、歩行時の衝撃によるデバイスへの負担を軽減できるという考え方もあります。また、脱ぎ履きしやすい方の足に注意が必要です。

もし可能であれば、両足に装着できるホルダーを用意しておき、時々左右を入れ替えて違和感がないか確認するのも一つの手です。どちらの足につけても精度に変わりはありません。

大切なのは、装着したことで歩き方が不自然になっていないかを観察することです。つまずきやすくなったり、足をかばうような動きが見られたりする場合は、装着位置を調整してください。

充電切れを通知する設定

GPSの最大の弱点は、電池が切れると全くの無力になってしまうことです。これを防ぐために、多くのアプリには「バッテリー残量低下通知」の機能が備わっています。

この設定は必ず「オン」にし、通知が来た瞬間に充電する習慣をつけましょう。例えば、残量が30%を切った段階で通知が来るようにしておけば、余裕を持って対応できます。

また、通知はメインの介護者だけでなく、他のご家族のスマホにも届くように設定しておくのが安全です。誰か一人が気づけば、うっかりミスによる電池切れを未然に防げます。

おすすめの運用法は、予備の端末をもう一台用意しておく「2台運用」です。1台を充電している間はもう1台を靴に入れておくことで、見守りの空白時間をゼロにできます。

装着を嫌がる場合の対策

認知症の方は、身の回りの変化に敏感です。新しい靴や、靴に見慣れないホルダーがついているのを見て「気持ち悪い」と感じ、拒否反応を示すことがあります。

その場合は、無理強いをせず、できるだけ目立たない方法で装着するのがコツです。靴の中に隠せるインソール型や、靴と同じ色のホルダーを使って「同化」させる工夫をしましょう。

また、新しい靴を導入する場合は、GPSをあらかじめセットした状態で渡し、最初から「こういう靴だ」と認識してもらうのがスムーズです。後から何かを追加したと思わせないことが重要です。

どうしても靴を嫌がる場合は、ベルトやカバン、お守り袋の中に忍ばせるなど、本人が普段から身につけているものに活用範囲を広げて検討してみてください。

位置情報のタイムラグ

GPSデバイスは、リアルタイムで動画のように動きを追えるわけではありません。設定した通信間隔(1分〜数分ごと)に従って位置情報を送信しているため、多少のタイムラグが生じます。

例えば、1分間隔の設定にしていても、通信環境によっては次のデータ更新まで数分のズレが生まれることがあります。この特性を理解しておかないと、捜索時に焦ってしまう原因になります。

アプリに表示されているのは「数分前の居場所」であることを念頭に置き、移動の方向性や目的地を予測しながら行動することが早期発見のポイントです。

また、建物の影や地下に入ると、位置情報が不正確になったり更新が止まったりすることもあります。慌てずに、最後に確認できた地点を起点に周辺を重点的に探すようにしましょう。

認知症の方に適したGPSで安心な生活を送ろう

認知症による徘徊は、ご家族にとって片時も目が離せない大きな不安の種となります。しかし、今回ご紹介したようなGPSデバイスを靴に装着することで、その不安を大きく軽減し、心にゆとりを持つことができます。テクノロジーの力を借りることは、決して手抜きではなく、ご家族とご本人双方の生活の質(QOL)を守るための賢い選択です。

大切なのは、ご本人の状態やライフスタイルに合ったデバイスを選ぶことです。バッテリーの持ち、精度の高さ、そして何より「本人が違和感なく身につけられるか」という視点で比較検討してみてください。専用のポケット付きシューズや後付けのホルダーをうまく活用すれば、これまでの生活を大きく変えることなく、確かな安心を手に入れることができます。

また、GPSを導入したからといって、すべてをデバイス任せにするのではなく、日頃からの声掛けや地域との繋がりも大切にしていきましょう。万が一の際に「どこにいるか分かる」という安心感があれば、より穏やかな気持ちで介護に向き合えるはずです。この記事が、あなたとあなたの大切なご家族を守るための一助となれば幸いです。

最新のGPS機器は日々進化しており、より小型で高機能なモデルが登場しています。まずは気になる商品を一つ手に取り、その便利さを体感してみてください。あなたの決断が、家族全員の笑顔に繋がる第一歩となるでしょう。

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この記事を書いた人

老後のことや相続、介護にまつわる話題を、できるだけわかりやすく紹介しています。考えないといけないとわかっていても、後回しになりやすいテーマだからこそ、少しずつ読み進めやすい形を大切にしています。これからの暮らしや家族のことを考えるきっかけになるようなブログにしたいです。

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